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いま要塞で一生懸命レベル上げをしているサブの製造職は、
普通の(白くない)虎に乗っているので、
ヤギ乗りかえもいいかもしれない…。

文春文庫から出た、宮城谷昌光の「三国志」3巻を読み終えて、
4巻に突入。董卓が暴れまわっております。
文庫版は5巻と6巻が2010年10月刊行予定で、
7巻以降は毎年1巻ずつ刊行予定だそうですが、そんなに待てませんw
「文藝春秋」で毎月連載中ですが、諸葛亮の北伐も半ばにさしかかってきました。
途中でハードカバーに切り替えて、最後は「文藝春秋」で読むかもw

書籍を本棚に並べておく趣味がないとは言えないのですが、
話を読み終えるのに、ハードカバーとか文庫とかそろっていないのは気にしないのです。
なにはともあれ、始めたら完結させることが重要です。

戦国人物紹介

収まりきらなかったので、初の三部構成w
まずは中編から。
ハンセン病についての詳細は他の書籍やウェブを参照されたい。

大坂で千人斬りの噂があり、大谷紀之介(吉継か)に嫌疑がかかった。
悪瘡を気にして、千人を殺してその血を用いて平癒したというから、
病だったのは事実らしい。

015 大谷吉継 【おおたによしつぐ】 1559-1600

(中編)

伊達政宗は隻眼のハンデを持ち、終生コンプレックスも持ち続けたが、
吉継の場合は病というハンデを負った。

吉継は「業病」(ごうびょう、前世の悪事の結果かかるものと昔の人が考えた難病)
にかかっていたと言われ、症状から癩病(らいびょう、ハンセン病)に
かかっていたと考えられている。

ハンセン病は癩菌の侵入によって起こる伝染病である。
進行すると毛が抜けたり肉が変形したりする。
また失明や四肢の委縮が起こることもある。
現代では感染しても治療を行えば治癒が可能であり、
後遺症を残すこともない。また自身が感染源となることもない。

病気自体は古くから知られ、鎌倉時代には忍性(良観)が、
奈良に北山十八間戸を建てて、患者の救済に当たったことが知られている。

差別、偏見は昭和頃から強くなったとされるが、これには国自体も関与している。
「らい予防法」など国策によって隔離措置が取られ、
療養所に送られた患者たちには断種や堕胎が強制された。
一族からハンセン病患者が出れば、ひそかに療養所に送り、
親兄弟の縁も切った(戸籍からもはずした)という。
ハンセン病に対する正しい知識が広まり、国も政策の誤りを認めて
「らい予防法」を廃止したのは、ようやく1996年になってである。

この病気で恐れられたのは一つには伝染性である。
ある茶会で武将たちが茶を回し飲みしたが、吉継が口をつけたあと、
茶碗が回ってきた武将たちは飲むふりだけをして次の者に茶碗を回したという。
その中で一人だけ茶を飲んだのが石田三成である。

三成の合理的な精神が伝染性を否定したのか、友情が克ったのか。
茶会以前、すでに二人は奉行職として行動をともにすることがあったと思われ、
このときにお互いの才能を認めあったのであろう。
三成は直江兼続との交誼が知られているが、
一部の人にはわかる不思議な魅力があったようである。

ハンセン病でもう一つ恐れられたのが、顔や四肢の変形である。
吉継が頭巾と覆面で顔を隠したのも、敗戦後に首を晒されたくない、
として地中深くに埋めさせたのも、このためである。
 
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